Golf R Variantとの日々

2017年式第7.5世代Golf R Variantについてつらつらと書いていきます。車の専門家でもジャーナリストでもない所詮素人ですが、2台続けて第7世代Golf Rを選んだ理由をお伝えしたいと思います。

なぜGolf Rを選んだか

納車後2回目の週末、オドメーターは700キロを超えました。同じGolf Rからの乗り換えとは言え、内装のインターフェースが変わり、ようやく大体のことができるようになってきたところです。

さて、タイトルのとおり、なぜGolf R Variantの前に、なぜGolf Rを選んだか、ということから始めたいと思います。

前回のエントリで気づかれたかも知れませんが、乗り継いできたそのほとんどが四輪駆動車です。現在は東京住まいですし、1年3ヵ月ほど石川県に居を構えたことはありますが、車の本拠は関東圏、それも東京都(23区内)とその周辺である千葉県(東葛地域)・神奈川県(横浜市)に限られます。100kgもするドライブシャフトを抱える四輪駆動車が生活必需品、という場所ではありません。

決して損得勘定には合いませんが、筆者の趣味がウインタースポーツ(スキー)であることが車選びの基準となります。もちろん、それを乗りこなす技術が必要ですが、雪道はもちろん、降雨時やワインディングロードを駆け抜ける際、四輪で地面を掴む感覚というのは、一旦慣れてしまうとなかなか手放せません。訳あって一時期乗ったホンダ・インサイトエクスクルーシブでスキーに出かけたこともありますが、操舵輪と駆動輪を兼ねる前輪がグリップを失ってしまうといかようにもできなくなります。ひやっとした瞬間がなかったわけではありません。

四輪駆動車なら、SUVやクロカン系も選択肢になりえますが、会社の寮や社宅に住んでいた以外の時期は、機械式の立体駐車場。当然制限があります(スキー用キャリア・ジェットバックも装着出来ないので、スキーをトランクスルーでキャビンに放り込めるという条件が付加されます。)。そうするとセダン・ハッチバックステーションワゴン系に限られてくるわけです。レガシィを3台乗り継いだのも、そういう理由がありました。

ホンダ・インサイトから第7世代前半のGolf Rに乗り換えたのは、ホンダ・インサイトに物足りなさを感じたことです(この段階で、Golf R Variantはまだラインナップにはありませんでした。)。軽快でいい車だったのですが、何か「やりきった」感がありました。そこで、車探しを始めたのですが、上述の条件に合い、かつお財布とも相談すると、だいたい次の車に絞られます。

価格面では当然スバルが断然優位ですが、輸入車に乗ってみたいなぁという思いはありました。もうすぐアラフィフという時期、「しゅっとした」車に乗りたいという希望です。そうなるとアウディBMWが前面に出てくるのですが、BMWはご存じのとおり後輪駆動です。四輪駆動車もラインナップにありますが、メインストリームには置かれていません。フォルクスワーゲンは「国民車」というくらいですから、アウディフォルクスワーゲングループ傘下ですが)、BMWに比べるとお手頃感はあります。

決め手になったのは、お値頃感でした。Golf Rは基本的にオプションをつけるという発想のない「全部乗せ」であるフォルクスワーゲン・ゴルフの最上位車種です。ゴルフシリーズのアイコンである「GTI」であっても、ナビつきインフォテイメントシステム「Discover Pro」、アダプティブシャシーコントロール「DCC」がオプション扱いです(レザーシートも同様)。同じことはアウディBMWでもいえました。同じ装備で…と考えると、100万単位で価格差が出てきます。アウディBMWの「しゅっとした」感はフォルクスワーゲンにはありませんが、Golf Rの希少性は貴重です(専用色のラピスブルーメタリックは目立ちます)。

2014年8月、ディーラーセールスから、2014年9月納車予定の車が用意出来るとの話がもたらされました。Defeat Device問題の前ではありましたが、かなりの好条件を提示してきました。そして、2014年9月下旬に登録、10月になって、第7世代Golf Rが私の手元に届きました。

次のエントリでは、Golf RからGolf R Variantに乗り換えた理由を書きたいと思います。