Golf R Variantとの日々

2017年式第7.5世代Golf R Variantについてつらつらと書いていきます。車の専門家でもジャーナリストでもない所詮素人ですが、2台続けて第7世代Golf Rを選んだ理由をお伝えしたいと思います。

2018年

しばらくレポートが滞っております。

もろもろの事情から、距離が伸ばせずおります。昨年末に行って以来、スキーにも行けず、東京の大雪にのこのこと雪上走行に出かけるのもなんですし、スタッドレスも4 MOTIONも宝の持ち腐れ状態です。トラブルもなく、走り自体は好調ですが、遠征らしい遠征すら出来ない状況です。

街中でアルテオンを見かけるようになりましたし、今日は、通っているスポーツクラブで、同色のGolf R Variantとすれ違いました。Defeat Gateからの復活は着実に進んでいるようです。

気の利いたレポートは相変わらず出来ませんが、一応の「生存報告」まで。

【番外編】電気自動車(EV)考

しばらく特記すべきネタがないので、電気自動車のことを考えてみたいと思います。

フォルクスワーゲンでも、EVであるe-Golf、プラグインハイブリッド車(PHEV)であるGolf GTEがそれぞれラインナップされており、さらにPHEV、EVのラインナップを増やすことを予告しています。また、各国政府は、環境規制として内燃機関自動車の禁止を謳っています。世界、そして日本において、内燃機関自動車がなくなる日が来るのか、その課題を自分なりに綴ってみたいと思います。

 

【EV最大のネック=航続距離】

EVの最大のネックは航続距離です。新型日産リーフでは満充電で400km(JC08モード)とされていますが、実効としては7~8掛け程度をではないでしょうか。夏場にエアコンを効かせた中では7掛け≒280kmになるのではないかと推測します。ということは、満タンから200kmになる段階で、「給電」を心配することになると思います。

現時点でこのネックが障害にならないのは、次のような環境に限られると思われます。

  • マイカー通勤の方(その車を営業車として兼用しないことが条件)や日常生活における「足」として不可欠な方(買い物、通院など)
  • 都心部ではなく住宅地最寄りのタクシー(駅・ターミナルから自宅など=長距離の移動を想定していない)
  • 主に都市部における郵便や宅配便(営業所からのラストワンマイル用)のトラック

1日あたりの走行距離が実効航続距離以内であること、出先での充電をアテにせずに済むこと、自宅などに200Vコンセントがあることが条件となるのではないでしょうか。

私自身は、「実効航続距離400km」がEVシフトの転換点になると踏んでいます。東京から名古屋にクルマで行く方は多くないと思いますが、(公共交通機関の利便性の問題はありますが、)東京から日光・那須富士五湖・蓼科・軽井沢といったエリアは、車で行く方も多いのではないかと思います。概ね片道300km以内。300km走り、目的地で宿泊or楽しんでいる間にフル充電、帰途につくと。これができるようになるには、実効航続距離400kmと、目的地での給電設備整備が必要になります。

 

【給電の手法】

最近ではカーディーラーPA・SA以外にも、給電施設がずいぶん増えてきましたが、あくまで急速充電のための設備でしかありません。ガソリンスタンドに給電設備を作るという動きもあるようですが、洗車やメンテナンスを受けながら充電することはあまり想定できず、目的もなく給電のためにガソリンスタンドに滞在することは、ユーザーにとって苦痛ではないでしょうか。あくまで、緊急避難的なかたちになるのではないかと思います(ガソリンスタンドに、可搬式の発電機を置くというのも手かも知れません。「電欠」したお客様のところに駆けつけて、その場で給電し、御代を頂戴すると。)。

内燃機関車との比較において、EVの欠点は、「燃料補給」に時間がかかるということです。急速充電でも10分以上、普通充電なら数時間もかかります。内燃機関車ならば、10トントラッククラス(200Lのダブルタンク)でも5分かかることはないと思います。

普及には、少なくとも30分以上滞在するような施設、すなわちショッピングセンター、デパート、遊園地やスキー場などの観光施設、宿泊施設、そして様々な時間制駐車場に、給電設備を作ることが不可欠と思われます。

バッテリーを全車両共通のカートリッジのようなものにして、電気が減ってきたら、使った電池を外し、フル充電した電池に載せ替える(使った電池を受け取る際に、残電量を計測して料金を請求するとか。)ようなことになれば、ガソリンスタンドやコンビニにも商機はあるでしょうが、EVがやってきて給電するというかたちにするのであれば、コンビニやガソリンスタンドに出番はなくなると思われます。

 

 【懸念】

給油のためにガソリンスタンドに寄る必要がなくなると、タイヤのメンテナンスに懸念が生じます。空気圧に気をかけている方ならばともかく、今の内燃機関車で、ガソリンスタンドに寄るたびにエアチェックしている方は多くないと思います(私もです)。とすると、タイヤの負担が大きくなることが予想されます。

もちろん、ご自分でされる方を除き、機械式洗車や手洗い洗車はカーケアとして残りますので、ガソリンスタンドはそこに生き残りをかけることになります(EVのメンテナンスはかなり難しくなると思われます。ブレーキやステアリング、サスペンションといった機能はEVでも変わりませんが、エンジンのメンテナンスはモーターに取って代わりますので、手の入れどころはほとんどないはずです。)。

 

いかがでしたでしょうか。まとまりがないとは思いますが、一つの考え方として、きっかけになればと思います。

2017年回顧

本年もよろしくお願いいたします。

年末年始は、前回アップしたスキー以外、遠征はしませんでした。スキーで受けたダメージ(身体的なものがほとんどですが、こころのそれもあります。)が思いのほか大きく、年内にもう一度遠征するのを取り止めました。

年明けは、元日に親元に帰省しましたが、自宅から直線距離で30kmですので、遠征のうちにはいりません。2日は箱根駅伝の応援をしたあと、車を出すことなくちょっと買い出し程度、3日は自宅近辺をうろうろ。明日4日から平常運転に強制移行です(涙)。

第7世代Golf Rから第7.5世代Golf R Variantに乗り換えたというイベントがあった2017年、数字で振り返ってみたいと思います。

 2017年の給油実績です。赤線の上、5月3日までがGolf R、その下がGolf R Variantです。「回数」は、給油から給油までの間に乗った回数(実際は日数)、「日数」は前回給油からのインターバルです。

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一番下のRとVariantの計算が合いませんが、これは納車直後(6月9日)の満タン給油をカウントしていないことによるものです。

車載燃費計と満タン法による燃費計算は、最大で0.8km/L、燃費計の方がよく出ます。これは先代Golf Rでも差はありません。給油は1回を除き全てセルフのガソリンスタンドで、(本来推奨されませんが、)給油口ギリギリまでちょろちょろ継ぎ足して満タンにします。唯一1回のフルサービスのガソリンスタンドの給油実績でも特異な差があるわけでもないので、計測方法の違いによるものと思われます。

燃費は11km/L台、「回数」が二桁になるということは、1日あたりの走行距離が短いことを繰り返していることを意味しますので、そのタイミングでは満タン法で10km/L台まで落ち込みます。その逆は、長距離を移動していることになりますので、14km/Lまで近づいています(車載燃費計で14.5km/Lは驚異的な数値です。夏休みに東北旅行からの帰路、石巻市内で給油し、福島県内の帰還困難区域内の国道6号線常磐道とを、ひたすら走ったことによるものでしょう。)。

次は毎月ごとの走行距離などのデータです。6月の上の欄までがGolf R、6月の下の欄からがGolf R Variantです。納車時のオドメーターが12kmを示していましたので、それも反映しています。「使用率」は、乗車回数を1ヵ月の日数(1月なら31)で割ったものです。

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ロングランをしたのは、Golf R時代の5月(下部温泉)、Golf R Variantになってからの8月(那須石巻旅行)、12月(先日のスキー)が主なところです。

給油の表と見比べてみると、9~11月に1回(1日)あたりの走行距離が伸びていないことが見て取れます。ただ、スキーに遠征することができなかった1~3月と比較すると、それほどでもないかなとも思えます。もちろん、「新車効果」があるのは事実ですが。

いかがだったでしょうか。2018年も、こんな感じで書き綴っていきたいと考えておりますので、興味のある筋はお付き合いいただければ幸いです。

スキー

初スキーに行って参りました。

3時半起床、4時半に自宅を出て、中央道を西へ向かい、たどり着いたのはブランシュたかやまスキーリゾート。ここはスキー専用なので、気兼ねなく滑ることができるのが利点です。蓼科エリアにあることから、晴天率が高いのはいいのですが、非常に寒いのが玉に瑕。当日もマイナス10℃でした。風がなかったのがせめてもの救いです。

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中央道を諏訪南で下りてから、一般道を約30キロ。スキー場に近づくと多少道路に積雪が見られました(帰りの方が多かった気がします。雪が降ったわけではないのですが。)が、それまではほぼなし。ただ、気温はマイナスですから凍結には注意です。

DCCのセッティングはレースモードで、トランスミッションをスポーツから通常に変更したパターンで走りましたが、挙動は安定していて、安心して走れました。もうちょっと積雪路で走りたかったところですが、ないならないで神経を使わずに済みます。往路の走行結果は次のとおり。途中で7,000kmを超えました。Googleマップでは3時間から3時間50分程度との案内でしたが、ちょうど3時間で到着しました。

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スキー自体は、新しい板への慣熟を重点に置きましたが、1年ぶり(今年初!)の滑りはバタバタでした。転倒の回数も今までになく多く、かなりダメージを喰らいました。ヘルメット着用は正解でした。30日にも行く予定をしていましたが、このダメージから見送るつもりです。

往復の一般道では、融雪剤として塩化カルシウムが撒かれていましたので、ボディには白い飛沫がついてしまいました。年末で混み合うガソリンスタンドでマシン洗車。リフレッシュしました(東京の大晦日は雨予想ですが)。

今年は、先代Golf RとGolf R Variantで年間10,000kmを突破しました。Golf R Variantとは7ヵ月で7,000km以上。月1,000kmはいいペースですが、昨シーズンスキーに行けなかったことが10,000kmどまりになった原因です。ただ、それにしても、久々によく走った1年です。

このブログも約半年、1日あたりの閲覧数がコンスタントに100を超え、多い日には300PVを超えるアクセス。名もないブログにアクセスいただきありがとうございました。来年も素人なりのGolf R Variant情報をお届けできればと思います。

アルテオンの記事とAAC

 納車から間もなく7か月。年末年始休暇中には1~2回、スキーの遠征をしたいと考えています。ガーメント類をようやく引っ張り出し、準備完了です。目指す中央道方面は、年末年始渋滞の影響もさほどないようなので、年末を中心に狙ってみたいと考えています。
 先日、フォルクスワーゲンの新フラッグシップカー「アルテオン」の試乗記を目にしました。フォルクスワーゲンという大衆車ブランドから脱皮できる立派な体躯の車ですが、外装・内装に「ゴルフと同じ印象が残る」との指摘もあります。確かに、同じ車種で汎用性を持たせるデザインを取ることは一般的ですし、航空機に至っては、機種を乗り換えるためには一定期間の習熟訓練が必要だと思います(要は、ある機種に乗っていると、別の機種には乗れない、と。だからこそ、その習熟訓練を最小化するために、ボーイングエアバスの2大メーカーとも、コックピットの汎用化が進められているようです。)。Golf RからGolf R Variantへの乗り換え時、「コックピットドリル」は最小限で済みました。とはいえ、同じインターフェイスにすることによるメリット・デメリットはあるのではないかと思います。(パサートはダッシュボードにアナログ時計とウッドパネルをあしらっています)
 トヨタがレクサス、日産がインフィニティというブランドを派生させたのも、「(カローラも作っている)トヨタ」「クラウン」ではないプレステージ感を出すためだと思います(が、あの豊田自動織機を源泉とする糸巻をあしらった「スピンドルグリル」をレクサス・トヨタ両方につけるのでは、意味がないと感じています。)。フォルクスワーゲングループには、ドイツ車系列だけでもアウディあり、ポルシェありですから、トップグレードはポルシェ、その次はアウディ、一般はフォルクスワーゲンで、その中のトップがアルテオン、という「棲み分け」を図っていくのがブランド戦略なのかな?と感じます。
 その試乗記ですが、AACアダプティブ・オート・クルーズ)の記載があり、以前こちらでも書いた通り、車線追従機能がふらふらするという同様の指摘がありました。Golf Rとアルテオンという車種の違いはありますが、私のGolf R Variant固有の問題ではなく、どうやらフォルクスワーゲン全体の事象であることが分かり、ほっとしています。何より、先代Golf R(第7世代)では、よりシャープな追従をしていただけに、なぜダルな制御に変えたのか、理由を図りかねるところです。

カーナビアップデート

2017年も残り半月。押し詰まって参りました。

仕事の上で特に年末進行というのはありませんが、プライベートでは年末進行です。年賀状、スタッドレス換装、正月飾り&鏡餅手配、大掃除などなど。大掃除を除き、何とか準備してあります。

もう一つ大事なのが、スキーシーズン入り。スタッドレス換装を終え、今日、最低限のものをGolf R Variantのラゲージルームに放り込みました。

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スキーブーツ、ポール(ストック)、ヘルメット。スキー板・ウェアを含むこれ以外のものは、出かけるたびに自宅から持ち出します。

先代Golf Rより余裕があります。顕著なのがポールです。先代では、ポールの先端とサイドウォールが干渉してしまい、ずいぶん傷つけてしまいました。それがGolf R Variantでは余裕。助かります。

 

さて、フォルクスワーゲンから、地図データ更新の案内が来ました。

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先代は必要なSDカードが128GB、所要時間が4時間というので、ディーラーに預けるたびに4,200円をお支払いして更新をしてもらっていましたが、今回は、SDカード容量も32GB、時間も1~2時間(中断しても再開可)というので、自力でやってみました。

PCで圧縮ファイルをダウンロードしますが、これで12GB。光ファイバー環境の自宅でも相当に時間がかかります。それを解凍するのも、数分かかります。結果24GB弱。SDカードに納めて、いざGolf R Variantへ。

Discover Proの設定画面からシステムを選択し、下部に表示される「ソフトウェアの更新」をタッチ。しばらくするとSDカード内のファイルを探し出し、更新が始まります。更新中もカーナビ・オーディオが使用できますし、先ほどの操作をすれば進捗状況が確認できます。

おおよそ1時間ちょっと、画面に「ソフトウェアの更新が完了しました」との表示。どこが変わったか分かるほどではありませんが、少なくとも2017年3月18日に開通した首都高速神奈川7号線(生麦JCT~港北IC)は反映されていることを確認しました。

効果のほどはおいおい確認していくことになります。

比較

人間の行動というのは、早々変えられません。同じことをしたくなるようです。

PCの画像フォルダを漁っていたところ、3年前に同じような写真を撮っていました。

こちらは先代Golf R(2014年11月30日撮影)。

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そしてこちらは現行のGolf R Variant(2017年12月10日撮影)。

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同じ場所で撮っています。成長がありません。ちなみに、スタッドレスを履いているホイールは同じもの(タイヤも履き替えず同一です。)。

でも、こうやって比べてみると、GolfとVariantの差が見えてきます。第7世代と第7.5世代で設計は変えていないと思われますので、そのうえで比較すると、Golfはホイールベースを取るために、オーバーハングを切り詰めて4輪を車体の隅に持っていっているのに対し、Variantは、その延長で、リアオーバーハングを伸ばしてラゲッジルームにしているというのがよくわかります。

実際の差は20cm程度。165cmのスキー板が乗るか乗らないかの差でもあります。