Golf R Variantとの日々

2017年式第7.5世代Golf R Variantについてつらつらと書いていきます。車の専門家でもジャーナリストでもない所詮素人ですが、2台続けて第7世代Golf Rを選んだ理由をお伝えしたいと思います。

アルテオンの記事とAAC

 納車から間もなく7か月。年末年始休暇中には1~2回、スキーの遠征をしたいと考えています。ガーメント類をようやく引っ張り出し、準備完了です。目指す中央道方面は、年末年始渋滞の影響もさほどないようなので、年末を中心に狙ってみたいと考えています。
 先日、フォルクスワーゲンの新フラッグシップカー「アルテオン」の試乗記を目にしました。フォルクスワーゲンという大衆車ブランドから脱皮できる立派な体躯の車ですが、外装・内装に「ゴルフと同じ印象が残る」との指摘もあります。確かに、同じ車種で汎用性を持たせるデザインを取ることは一般的ですし、航空機に至っては、機種を乗り換えるためには一定期間の習熟訓練が必要だと思います(要は、ある機種に乗っていると、別の機種には乗れない、と。だからこそ、その習熟訓練を最小化するために、ボーイングエアバスの2大メーカーとも、コックピットの汎用化が進められているようです。)。Golf RからGolf R Variantへの乗り換え時、「コックピットドリル」は最小限で済みました。とはいえ、同じインターフェイスにすることによるメリット・デメリットはあるのではないかと思います。(パサートはダッシュボードにアナログ時計とウッドパネルをあしらっています)
 トヨタがレクサス、日産がインフィニティというブランドを派生させたのも、「(カローラも作っている)トヨタ」「クラウン」ではないプレステージ感を出すためだと思います(が、あの豊田自動織機を源泉とする糸巻をあしらった「スピンドルグリル」をレクサス・トヨタ両方につけるのでは、意味がないと感じています。)。フォルクスワーゲングループには、ドイツ車系列だけでもアウディあり、ポルシェありですから、トップグレードはポルシェ、その次はアウディ、一般はフォルクスワーゲンで、その中のトップがアルテオン、という「棲み分け」を図っていくのがブランド戦略なのかな?と感じます。
 その試乗記ですが、AACアダプティブ・オート・クルーズ)の記載があり、以前こちらでも書いた通り、車線追従機能がふらふらするという同様の指摘がありました。Golf Rとアルテオンという車種の違いはありますが、私のGolf R Variant固有の問題ではなく、どうやらフォルクスワーゲン全体の事象であることが分かり、ほっとしています。何より、先代Golf R(第7世代)では、よりシャープな追従をしていただけに、なぜダルな制御に変えたのか、理由を図りかねるところです。