Golf R Variantとの日々

2017年式第7.5世代Golf R Variantについてつらつらと書いていきます。車の専門家でもジャーナリストでもない所詮素人ですが、2台続けて第7世代Golf Rを選んだ理由をお伝えしたいと思います。

【番外編】日産ノートe-power試乗記

この3連休、法事のため両親の郷里に帰省しました。昨年の同じ頃、Golf Rで帰省したのですが、今回は新幹線で往復し、新幹線の駅からはレンタカーを借りました。JRの「駅レンタカー」に「レール&レンタカー」というシステムがあり、同行者も含め、運賃2割引、特急券・指定券1割引になる特典。両親は時折帰省していますが、父は運転免許返上済み、母は運転免許なし、姉はペーパードライバー。車でなければできない買い物などをするために借りました。

80歳を超えた両親が乗りますので、あまり窮屈な座席にはできません。私だけならコンパクトカーでいいのですが、こういうことも考え、1クラスアップしてエコカークラスを選択。48時間で概ね2万円。トヨタ・アクアか旧型プリウスが出てくるかなと想像していたら、日産ノートe-power。折しもリコール報道のタイミングでこれかよ!という思いはありましたが、走行1年、7,000km走行の車があてがわれました。

日産ノートe-powerは、エンジンで発電機を回して電気を溜め、駆動は全てモーターで行うというBMW i3エクステンダーと同じ構成です(⇔BMW i3はフルEV)が、充電ソケットはありません。

大体燃費は20km/L以上。3日間で80km弱走りましたが、返却前にガソリンスタンドで給油したのはわずか2.7L。フルサービスだったので、店員さんに申し訳ない気持ちでいっぱいですが、満タン返しを伝票で確認するのがルールなので、やむを得ません。

動き出すタイミングは静かにそろーりというエンジン始動のタイミングはプリウスなどと同じです。トヨタのハイブリッドは効率的な出力装置で走るという考え方ですので、高速は内燃機関、低速はバッテリーと切り分けられますが、ノートe-powerはバッテリーにエンジンで充電していくスタイルです。

面白かったのは、走行モードの一つであるECOモード。新型リーフにも搭載されているようですが、エンジンペダルだけでコントロールするもの。感覚はもはやゴーカート。信号で止まる際は、2ペダル・3ペダル車と異なり、繊細なアクセルワークが必要になります。というのも、その感覚でアクセルを離すと途端にブレーキがかかり、回生ブレーキでの充電を初め、カックンと制動がかかります。じわじわとアクセルを弱めていく必要があり、慣れるのに少し時間はかかりますが、面白いなと思いました。

全く考え方の違う日産ノートe-powerとGolf R。車を運転する楽しみ方は全く違いますが、走らせる楽しみは同じです。